美味しいものを食べたら、ぜひ現地へ行ってその土地の風や雰囲気を楽しみながら味わってみたい。
そう思いつつも、なかなか気軽には行けないもの。
もし東京で気軽に食べられたら?
そんなニーズにぴったりなお店が、8月26日に六本木にオープン。
「九州のお取り寄せダイニング ちかっぱ 六本木」さんです。
ブログ「
くにろく東京食べある記」のをくにさんにお誘い頂き、ブロガー試食会へ行ってきました。
ちかっぱさんは、九州の生産者の皆様から届いた旬の野菜を中心に、できるだけ素材を生かした調理法でご提供するというコンセプトのお店で、店名の「ちかっぱ」は、ものすごい!という九州の方言なんだそうです。
関東ではなかなか食べられないお料理に会えそうと、行く前から期待でワクワク。
そしていよいよお店へうかがう日に。
お店の入り口には、博多で人気のはかた炊き餃子を紹介した看板が。
炊く餃子??って、どんなもの?と色々思い浮かべながら店内へ。

私はまず、生ビールを。
ほかのブロガーさんは、焼酎などはじめから頼まれてる方も。
お酒が好きな方の集まりは、いいですねぇ^^

お料理はおつまみからデザートまで色々と登場するとの事ですが、
初めは、炙り鶏皮のゆずマリネ。
出て来た時は、「鶏皮はどこに?」と思いますが、、、

お野菜の下にこういう鶏皮が。
九州の居酒屋では定番の「皮酢」をアレンジしたものなのだとか。

シャキシャキとした歯ごたえの野菜に、ジューシーな鶏皮がすごくあいます。
これはお酒のつまみに最高。
ビールにもいいですが、焼酎でちびちびやりたい気分にぴったりです。
お酒の品揃えも実に豊富。
焼酎、日本酒、ワイン、更には九州の食材を使用したサワーやカクテルなども。
こちらお店の入り口のディスプレイですが、グラスもこういった美しいカッティングされたもので出して頂けるんが素敵。お酒って味や香りはもちろん、雰囲気も大切な要素ですもんね。

また今回の試食会で嬉しかった事のひとつに、肉尽くしのメニューであるという事も。
鶏皮に続いてお肉、熊本産の赤牛のレバー刺しの登場です。

熊本の伝統和牛・赤牛(別名:草牛)のレバーは、出てきた瞬間「わぁー!」とつい声が出てしまいましたが、本当にきれいな赤色。大きく薄切りにカットされたそのお肉は、臭みがなくていくらでも食べられちゃう美味しさ。
好みでにんにくやしょうがもつけて食べますが、ぜひそのまま何もつけずに、肉のうまみを存分に味わいたくなります。
そんな絶品のお肉の余韻に浸っている間に、次のメニューが。
九州産直の新鮮野菜を、そのまま豪快に!
「旬野菜のまるかじり」です。

見た目も彩り鮮やかなお野菜たちは、聞きなれない九州産ばかり。
紅しぐれ(大根)、肥後むらさき(茄子)、赤瓜、赤おくら(福岡産)、太陽のトマト(熊本産)、島おくら、黄トマト、甘辛ピーマン、ホワイトゴーヤなど。
対馬産藻塩、特製ディップソース、もろみと三種類のいずれかをつけてと同じ野菜でもソースを変えるだけで、色々楽しめるのも嬉しい。
野菜自体が瑞々しくてうまみたっぷりなので、それをいい感じに引き出す藻塩が一番よかったです。
そしてお野菜の後は、再び生肉。
阿蘇うぶやま村直送の馬刺しです。
手前から、赤身、ふたえご、たてがみと三種類。

冷凍輸送ではなく、必要な分だけを冷蔵(チルド)輸送で仕入れ、現地で食べる味わいを実現しているとか。実は馬刺しって独特のクセがあるイメージがあり、あまり好きではなかったのですが、これは美味しかった!
つけだれは、関東生まれの私はあまり縁がなかった甘いお醤油。
お醤油だけ舐めてみたら結構甘くて、あうのかな、、、と思ったのですが、つけてみて納得。
この甘さが、馬刺しの上品な脂とぴったりなんですよね。
そして次は、「大分名物 とり天」です。
鳥はから揚げ、蒸し料理などでは食べるものの天ぷら初めて。

更につけだれも初めての、大分特産品のカボスを使用した「かぼすこ」。
名前から想像した通り、カボスとタバスコをミックスした調味料なのだとか。
柑橘系の爽やかな風味と、ピリッとした辛さが美味。
今回のとり天もさっぱりと頂けてよかったのですが、白身魚のソテー、牛カルビのつけだれなんかにもいいかも。

そしてお次は、これから寒くなる季節にもぴったりの一品。
「肥皇豚のつゆしゃぶ」です。
肥皇豚(ひおうぶた)は、何段階にも渡る厳正な審査をクリアした、熊本産のプレミアムポーク。
美しい色のお肉が、きれいに並べられて出てきました。

熱々のおつゆが出てくると、ふんわりといい香り。
アゴと鰹の出汁が効いているんだそうです。
この出しのたまらない香りだけでも酒が呑めそう、と思いつつ、いざ豚肉を出汁へ。
柔らかくてなんとうまいお肉!!

この出汁だけでも美味しいのですが、味のアクセントとして柚子胡椒も。
手作りの柚子胡椒を、一瓶一瓶丁寧につめているのだとか。

一緒に入れるお野菜も個性派揃い。
フリルレタス、はなびら茸、あわび茸、ソーメン状の瓜、ミニトマト、空芯菜、ネギ、お豆腐など。
空心菜って中華やエスニックの炒め物などではよく食べるけど、鍋は初めて。

と思いつつ、お野菜を鍋に入れると、こんな感じ。
華やかな見た目で、女性うけもよさそうですね。
歯ごたえの違う食材が色々あるので、味だけでなく様々な食感も面白い。
個人的にはコリコリした食感のはなびら茸がよかったです。

また柚子胡椒は、唐辛子入りのものも。
ほどよくピリ辛で、お肉にのせて食べると美味しかったですが、冷奴なんかにのせてもいいかもと思いました。

そしていよいよ、お店の入口の看板にも書かれていた「はかた炊き餃子」の登場です!
福岡の一部で大人気の炊き餃子を、いち早く関東でメニュー化したとの事。
とびっきり美味しい炊き餃子を目指す為、試作を重ねたとの事。
餃子の具、皮なども見せて頂きました。

餃子の具は、はかた地鶏のもも肉の粗挽きミンチを使用。
濃厚なスープに負けないように、地鶏の持つうまみを出したとの事。
確かにしっかりとした食感が食べ応え満点。
皮は炊き込んでも崩れない丈夫さ、モチモチ感を出す為に、なんとタピオカを使用しているのだそう。
この餃子をスープで炊き込むとこの通り。
スープは、餃子の具と同じはかた地鶏の鶏ガラをじっくり煮込んだもの。
全体の一割程度、とんこつスープを加えて仕上げているんだそうです。

このスープをそのままにしておくのは、もちろんもったいないという訳でシメにラーメンを。
九州ラーメン定番の細麺で。
餃子を食べた後煮詰まってしょっぱいかな、とお店の方に伝えるとスープを持ってきて味を調節しながら、これでいかがでしょうか、など聞いてくださったり、常にいいものを提供したいというお店の姿勢がすごく伝わってきました。

最後は、デザートも三種類。
さすがにお腹がいっぱいになってきたので、ほかの参加者の皆さんと少しずつ頂きました。
あまおうのジェラートや、、、

しっとりした舌触りが嬉しいお芋のスイーツ、

私は知らなかったのですが、地元で人気という西通りプリン。
濃厚でなめらかな味に、結構お腹一杯のはずなのにどんどん食べちゃいました。

このように九州の魅力的な食材をたくさん味わえるお店、九州ご出身の方はもちろん、九州の食材はあまり知らないという方も「こんなにいいものがあるんだ!」と、嬉しい驚きと発見があると思います。
またちかっぱさん、今回は六本木のお店への来店でしたが、新宿には、もつ鍋やせいろ蒸ししゃぶしゃぶなどが楽しめる「
九州のお取り寄せキッチン ちかっぱ 新宿」、更にぐっと雰囲気が変わり、銀座には九州の食材をイタリアンにアレンジした「
お取り寄せバール Chikappa 銀座」も。
六本木のお店にハマッたら、更に新宿、銀座なども巡って、様々な角度から九州の味に舌鼓、なんていうのもいいんじゃないでしょうか。
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