10月14日(木)、ハウス食品東京本社にて開催された「スパイスセミナーin東京」に参加してきました!
会場へ入ると、そこはスパイスの香りでむんむん^^
袋に入ったスパイスがずらーっと並んでいたり、

それぞれのスパイスの名前が記載された見本があったり、、、

GABANのラインナップもこんな風に!
お店で見かけるものよりも、ずーっと種類が多くてびっくり。
こんなにたくさん出てるんですね~!!

更に最近お店でもよく見かける、使いきりサイズの小袋タイプも。
お店で売っているのを思い出すような、ディスプレイで飾られていました。

またこれは?と興味をそそられたのが、こちらの記念日登録証。
9月30日で、クミンね!なるほどw

と席に着く前からディスプレイを眺めて、スパイスの世界にハマッてしまいそうになったところで、時間が来たので席へ。すると席には、更にスパイスの奥深い世界へと招かれるアイテムが。
スパイスの説明がきれいなカラー印刷で、ぎっしり詰め込まれた「スパイスブック」。
これは嬉し過ぎる!
あと私の大好きな、数種類のスパイスをブレンドした「ピクリングスパイス」のレシピなども。
ウキウキしながらそれらを眺めていたら、いよいよスパイスセミナーが始まりました。

スパイスについて教えて下さったのは、ハウス食品スパイス研究室の浜崎さん。

様々なスパイスについて、専門的な難しい言葉を使わず、クイズやだじゃれなども交えて、面白おかしく説明して下さいました。
こちらは、香りが特に強いもの、辛味を持つもの、色が特に強いものを説明したスパイスの3つの働き。
スライドもすごく分かりやすい!

働きについてのご説明の後は、スパイスを使う際のポイントも。
・香りスパイスはブレンドすると使いやすい。
・ホールスパイスを上手に使えば、スパイスの苦味やえぐみを出さずに、香りや辛みだけをうまく使える。
・スパイスは光、湿気、熱、通気が大嫌い。しっかり密封して冷暗所に保存すれば、結構長持ちする。
今まではレシピ集などを見て、書いてある通り、なんとなく使っていただけなのですが、話を聞いているうちに、もっと詳しくスパイスについて知りたい!と好奇心を刺激されました。
また、貴重なものが見られた!とうれしかったのがこちら。
これ、何の木だと思います?

正解はこちら。
胡椒なんです!
こちらの紙皿にのっているのは、天日乾燥したブラックペパー、果皮をとって乾燥させたホワイトペパー、塩漬けや酢漬けで保存、フリーズドライ製法で乾燥させたグリーンペパー、そしてピンクペパー。
この中でピンクペパーだけは、ペパーの仲間ではなくウルシ科の植物で辛みも少なめ。
一見同じ種類の植物に見えるのですが、違うんだと驚きました。

胡椒を食べ比べるという経験は今までなかったのですが、こうして一粒ずつ食べてみると、辛みの強さも香りもぜんぜん違うことにびっくり。
更に視覚的にもホワイトペパーはホワイトソースのように白く仕上げたい料理に、ピンクペパーは冷菜の飾りつけのアクセントにも、と使い分け次第で料理のバリエーションがすごく広がりそう!と、胡椒に無限の可能性を感じてワクワクしちゃいまいた。
そして辛いもの好きとして、これは納得!!と一人うんうんと頷いてしまったのが、こちらのスライド。

辛み=痛みは痛点を活性化、その痛みを和らげるために快楽物質が出る、体に害がないことが分かり刺激が心地よくなる&やみつきになる。この流れ、まさに私が日頃辛いものを食べる時に欲していることじゃない♪
また辛いものが好きなインド人も、子供のうちは辛いものを食べないとの事ですが、辛いものって食べるほど強くなるそうです。うんうん、これにも納得^^
またスパイスの辛みの楽しみ方として、
辛みは味でなく、温度を感じる感覚を刺激するものだとか。
唐辛子は43℃以上、わさびやからしは17℃以下の温感点を活性化するんだとか。
こういう視点で考えたことはなかったので、すごく勉強になりました。
珍しいものとしては、こういった展示も。
これは何?
紅茶などにも入れるシナモンです!

これは初めて知ったのですが、シナモンは二種類あるのだそうです。
一見似たような見た目ですが、見分け方は巻き方。
左の重なって巻かれている方がセイロン。紅茶やお菓子などに使われます。
右の中が空洞なのが、カシア。
よりセイロンより強い香り。
「この香りどこかで??」と思ったら、八橋の香りでした。
そう聞くと、もう完全に八橋のイメージ。

こちらはナツメグ。
ハンバーグに使うスパイスとして有名ですが、脂肪、乳製品の臭み消しとして使われます。
粉末状のものしか見たことなかったんですが、こんな身なんですね!
ちなみに、種子のまわりの網目状の赤い皮の部分はメースと呼ばれ、デザートなどに使われるそうです。

そしてセミナーもいよいよ後半。
人気ブロガー、「
大変!!この料理簡単すぎかも... 3STEP COOKING」ヤミーさんの登場です!

ヤミーさんのレシピは、ほんと簡単で美味しくて本も持っているほどの大ファン。
そんな憧れのヤミーさんの好きなスパイスは?という質問に、どれなのかしら?とドキドキ。
ご回答はカルダモンでした。
インドのおもてなしのチャイに入っていたのが、美味しくてそれ以来ファンなのだそう。

カルダモンは中を割るとこんな風になっています。
涼しげでありながら、ピリッとした辛みのあるショウガ科の多年草で、カレー、ひき肉料理、甘いものにもおすすめのスパイスです。
テレビにもご出演されているヤミーさんですが、テレビで紹介したレシピで評判がよかったのは、タイムを使ったお肉料理だそう。
番組ではよくハーブは料理のハードルがあがるから、あまり使わないで欲しいといわれることも多いんだそうですが、このレシピは評判がよく、番組終了後はタイムが売れまくったのだとか。
やはりテレビは影響力あるんですね。
使いやすいハーブとしては、ローリエ、逆に使いにくいものは特定の料理を連想させるもの(中華系)など、だそうです。
こうしてヤミーさんのお話を伺った後は、いよいよカレー粉のブレンドに挑戦。
テーブル上には、スパイスが並んでいて、スプーンで更にとって混ぜるとのこと。
カレー粉の基本は3つのスパイス(クミン、コリアンダー、ターメリック)ですが、今回は更にシナモン、カルダモン、レッドペパーと6種類を使ってのブレンドしていきます。
こちらはクミン。
スタータースパイスとして使われ、焦がさないように加熱すると甘く透き通るような香味が出るとか。

そして追加として、聞きなれないフェヌグリークという、マメ科の一年草のスパイスも。
焦げた砂糖の香りやセロリに似た独特の香味、苦味を持つこのスパイス、コクを出すのにいいときき、加えてみました。
香りを嗅いだら、私の好きなカレー屋のルーで嗅いだ事のある香り!
このスパイス、結構好きかも♪

こうしてスパイスをどんどんブレンドしていき、中でも辛いもの好きなのでレッドペパーは多めに。

出来上がったスパイスは、こちらの袋に。
ブレンド比率をメモ欄付きなので、これを見ればいつでも分かるようになっています。

オリジナルカレー粉が仕上がった後は、いよいよカレーの試食タイム。
キーマカレーを頂きました。
ライスはクミンライス!
具のグリンピースがほどよい食感、ひき肉とトマトの相性もバツグンです。
クミンライスも美味しかったですが、フランスパンなんかにトッピングしたら、"つまみカレー"にもよさそう。
付け合せは、ピクリングスパイスを使ったプチトマトのピクルスです。
ピクリングスパイス、簡単で本格的なピクルスができるので我が家でも大活躍。
今までたまねぎやセロリ、きゅうりなどを漬けることが多かったですが、プチトマトは初めて&すごく美味。
うちでもぜひやってみよう♪

また手軽なカレー粉としては、30種類のスパイスをブレンドしたカレー粉も見せて頂きました。
香りを嗅いだら、すごく複雑な色々な香り。
今回挑戦したブレンドスパイスとは異なる世界観、これはこれですごくよかったです。

このようにたくさんのスパイスの知識に触れたセミナー、お土産もこんなに頂きました。

一人暮らしの私にとっては、使いきりのミニパックがすごく嬉しいです。
いつもよく使うスパイスならいいのですが、あまり使わないものって、余って瓶ばかりたまってしまったりするのですが、これなら使う分だけ、しかも開けたて新鮮!
ブロガーさんのこういう声から生まれた商品だそうです。
セミナーで自分でブレンドしたスパイスもお土産に頂いたし、またおうちでもカレー作りに励みたいと思います。
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